ぱと隊長日誌

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Facebookのバグレポートは未解決でも期限切れで非公開にされることがある

非公開にされる場合

タイトルの通り、Facebookのバグレポートは未解決でも非公開にされてしまう場合があります。

その条件をこれまでの経験から推測すると、

  • Status:Triaged
  • Priority:Low
  • Status:Triagedから1ヶ月経過

をすべて満たしたときのようです。

非公開を回避するには

Priority:Lowにトリアージされた後、非公開になるのを回避するには(Facebook側のコメントから推測)、

  • 他のアプリ開発者からも同様の報告をアップする(Reproという項目からできそうです←自分のレポートではやったことがあるのですが、他人のレポートに対してはやったことがなく、確認できず申し訳ありません…)
  • 他のアプリ開発者からレポートをSubscribeしてもらう(こちらは効果が薄いor無いかも?)

とすると効果がありそうです。

コメントの実例

以下でコメントの実例を挙げながら流れを追います。

バグレポートは報告後、翌日早朝(日本時間)にトリアージされることが多いようです。同時にFacebook側からのコメントも付与されるのですが、大抵はテンプレートのような文章です。
例えばこんな感じ。

Thanks for the report. We are prioritizing other reports at the moment. You may want to check out http://facebook.stackoverflow.com/

この例ではなぜかStack Overflowへも報告することを勧められます。この理由(推測)は後述します。

そしてStatus:Triaged & Priority:Lowのまま1ヶ月を経過すると、Status:非公開となります。
その時のFacebookからのコメントは以下の通り。

We are prioritizing bugs based on impact to the developer community. As this bug report has not received much attention from other developers, we are closing it so as to better focus on the top issues. There is a good chance your issue is due to an implementation problem in which case you can try to find help on Stack Overflow (http://facebook.stackoverflow.com/)

このコメントの最後の一文に着目してみると、この問題が実装の問題に起因しているならStack Overflowでヘルプしてもらえるかも、と言っています。どうやらこれがトリアージ時点のコメントでStack Overflowに報告することを勧めた理由のようです。

まとめ

Priority:Lowにトリアージされると、バグ解決へは不利になります。Priority:LowでもStatus:非公開を回避できる可能性はありますが、まずは正しいPriorityにトリアージしてもらうことが重要です。
そのためにはバグレポートに現象だけでなく、それがユーザーにとってどんな不利益となるのかも併せて説明し、影響を正しくアピールすると良いかもしれません。