はじめに
2022/06/11 に "OSS-DB Silver Ver.2.0" を受験してきました。そして、無事に合格することができました。
今回の挑戦に向けて、どのような準備を行ったかまとめます。
教材と利用方法
教材の略記は個別に定義しました。
OSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応
略記:OSS-DB教科書
書名通り、教科書代わりに使いました。問題集や模擬試験のパートは2回程度解きました。
本書の問題集や模擬試験はひねりの強い傾向があり、本番よりも難しく感じました。なので、問題集としては後述する他の教材を使った方が効率的かもしれません。
Ping-t 最強WEB問題集OSS-DB Silver(Ver2.0)
略記:Ping-t問題集
プレミアム(有料)コンテンツとして OSS-DB Silver の問題集が提供されています。申し込む利用期間に応じて料金の割引率が高くなるので、勉強の計画を立てたうえで利用したほうが良いです。
解説が丁寧でわかりやすかったです。
間違えた問題だけを繰り返し出題する機能などがあります。また、モバイル対応もされており、通勤通学時にも取り組みやすかったです。
ユーザー登録をすると受験チケット(バウチャー)を割引価格で購入することもできます。
受験チケット(バウチャー)のご紹介 - 割引価格でのご提供 (LinuC / HTML5 / OSS-DB)
サンプル問題/例題解説
略記:公式例題集
試験の開催団体である LPI-Japan から提供されている「Silverの例題解説」はサンプル/例題と思えないほどのボリュームです。また、解説も丁寧です。
勉強時間と進め方
勉強時間の測定には Studyplus のスマホアプリを利用しました。
学習総合サイト Studyplus(スタディプラス)
2022/03 | 2022/04 | 2022/05 | 2022/06 | 小計 | |
OSS-DB教科書 | 1.25 | 9.75 | 2.5 | 13.5 | |
Ping-t問題集 | 10.25 | 8.75 | 2.25 | 21.25 | |
公式例題集 | 1.5 | 8.75 | 18.75 | 7.25 | 36.25 |
小計 | 2.75 | 28.75 | 30.0 | 9.5 | 71.0 |
(単位:時間)
まず、OSS-DB教科書のテキストを読むことから始めました。OSS-DB教科書付属の問題集や模擬試験もこの流れで取り組みましたが、正答率が思った以上に低くて落ち込みました。ただ、本書はひねりの強い問題が多いこともあり、正答率の低さを落ち込む必要はなかったです。
Ping-t問題集はモバイルで使いやすかったので、通勤の合間に勉強しました。細切れ時間しかなかったので、5問とか10問単位で取り組みました。同じ問題に2回連続で正答すると「コンボ」という状態になります。全ての問題が「コンボ」になるまで繰り返し取り組みました。
公式例題集は家で取り組みました。2周目以降は間違えた問題を記録しておき、翌日以降にまた解いて、正答するまで繰り返しました。
試験の振り返り
試験時間は「問題を解く85分」+「アンケート5分」の計90分です。今回は試験会場で受験しました。
試験会場で貸し出されるメモ用のホワイトボードだけでなく、画面上でもメモを残す機能がありました。また、後で見直すためのフラグを立てる機能もありました。試験の際はこれらを活用しました。
1周目はざっと解き、2周目では落ち着いて見直しを行いました。それでも残り時間は20分程度余りました。
分からない問題については PostgreSQL の設計を思い浮かべながら、どの選択肢が最も適切かを判断して選びました。
スコアは94点(合格ライン:64点)で合格となりました。
挑戦の振り返り
勉強中はオプションやメタコマンドを覚えることに意味があるのか…?と疑問を持つこともありました。ですが、業務で psql を使う時にメタコマンドがスラスラと出てきたのは学習の成果であったと感じています。
また、業務では触る機会が少なくて知識の薄かった部分を学習によって補填できたように感じます。
OSS-DB Silver は教材が入手しやすいこともあり、業務で PostgreSQL を使う方には挑戦をお勧めしたい試験といえました。