ぱと隊長日誌

ブログ運用もエンジニアとしての生き方も模索中

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

背理法と前提の関係

まず、背理法の定義を確認します。 背理法(はいりほう、英: proof by contradiction, reduction to the absurd, indirect proof, apagogical argument など、羅: reductio ad absurdum)とは、ある命題 P を証明したいときに、P が偽であると仮定して、そこ…

数学的帰納法の証明の仕組み

数学的帰納法はドミノ倒し(もしくは将棋倒し)に例えられることが多いです。このドミノ倒しのイメージが私には当初理解しにくかったので、分かりやすく説明を試みます。ただし、この説明は直感的なものなので、数学的に厳密な証明を知りたい方は別の資料を…

well-formedなトランザクションとlegalなスケジュール

はじめに Transaction management におけるwell-formedなトランザクションとlegalなスケジュールについて説明します。主に以下の資料を参考にします。 http://www.dis.uniroma1.it/~rosati/gd/1-concurrency.pdf P60付近を参照ください。 ここでは exclusive…

記号論理学における論証(前提と結論)の妥当性

「記号論理入門(金子 洋之・著)」は自然演繹による証明を学ぶための入門書としてお勧めできます。 ですが、いくつかわかりにくい点もあります。その一つが論証の妥当性についてです。このエントリでは本の解説の補足をしながら、論証の妥当性について説明…

PostgreSQLマニュアルのトランザクション分離レベル表を参照する際の注意点

はじめに PostgreSQLマニュアル「13.2. トランザクションの分離」にはトランザクション分離レベルの表が記載されています。この表の記載は9.4以前と9.5以降で変わっており、PostgreSQLの挙動が変わったと勘違いしてしまうかもしれません。ですが、マニュアル…