ぱと隊長日誌

ブログ運用もエンジニアとしての生き方も模索中

気遣いは相手を知ることから始まる

気遣いは相手を知ることから始まる。そんなことを感じたエピソード。

スタバのアークヒルズサウスタワー店は今の職場から近いこともあり、良くお世話になっている。
その店ではいつもドリップコーヒーのベンティサイズをテイクアウトしている。職場まで移動するので、こぼれないようにマドラーを必ず挿してもらうことにしている。店員さんはそのことを心得た方ばかりなので、大抵は何も言わずともマドラーを挿して差し出してくれる。

ある日、顔なじみの店員さんがレジで応対してくれた。いつものようにドリップコーヒーをオーダーすると、バックで別の店員さんが用意してくれた。ただ、用意されたカップにはあいにくマドラーがささっていなかった。
すると、カップを受け取ったレジの店員さんがちょっとだけアッという顔をし、何も言わずスッとマドラーを挿してくれた。

この時気付いた。ドリップコーヒーを頼めばマドラーを挿した状態で出てくるのが当たり前になっていた。でも、それは違う。店員さんが自分の好みのオーダーを覚え、何も言わずとも応えてくれた気遣いがあってのこそだ。

社会人1年目の頃、先輩にこんな言葉をよく言われた。周囲に関心を持て、と。その後もいろんな方から言葉は違えど、同じことを繰り返し言われ続けた。
ずっとピンと来なかったのだけれど、マネジメントをするようになって、ようやく周囲に関心を持つことの大切さが理解できた。周囲に関心を持つことで多くのことを得るが、その結果の一つが気遣いとして現れるように思う。

先のマドラーの話には続きがある。
去り際にマドラーを挿してくれた店員さんに「マドラーありがとね」と伝えたとき、その店員さんがとてもうれしそうな笑顔を浮かべていた。
きっと、日常には小さな気遣いであふれているのだと思う。あまりに当たり前すぎて見過ごしてしまうことも多いけど、そこに気付いた時は感謝の気持ちを伝えたい。そして、気付くためにも周囲に関心を持ち、相手を知ることが大切だ。

気遣いは相手を知ることから始まる。

ちなみにこれは余談だが…。
このお店ではドリップコーヒーに2種類のローストレベルが用意されている。そして、一部の店員さんには自分がどちらを選ぶかまで予測できるらしい。選ぶ前からまだドリップ中なんです、と言われた時は驚いた。
ま、これは私がわかりやすい人間という事なのかもしれないけど。