「真摯さ」とは何か
私は「真摯さ」を「自分の考えに信念(軸、芯)を持ち、それに従った行動をすること」と考えています。それは安易に「バランス」という言葉に逃げないということです。バランスではなく、決断しなければいけません。決断するために自分の信念を持たなければいけません。自分の信念を基準に決断するのです。
私はエンジニアであり、夫であり、父親であります。このいずれかの立場だけを選ぶことはできません。全てにおいて真摯であり続ける必要があります。
エンジニアという立場で真摯さを考えます。
エンジニアは技術のプロフェッショナルです。どのような立場や仕事であれ、常にプロとしての意識を持ち、その仕事に取り組まなければいけません。
例えばシステム構築に携わっているならば、ビジネスをシステムで支える責任があります。システムに対してプロとして真摯に向き合う必要があります。システムが何のために存在しているのか。そのシステムの価値を最大限引き出すために何ができるかを考え抜く。そして決断に基づいて行動します。
「真摯さ」は「真摯さとは何か」を考え続けることでもあります。そして、様々な立場と制約の中で何ができるかを徹底的に考え抜き、行動することです。